今回の記事は2026年3月5日から登場した新作カレーのお話です。
2016年10月10日。
あの日出会ったポークビンダルーが、料理担当のカレー作りへの探求心に火をつけました。
それから10年近い歳月を経て、登場した「ポークビンダルー2026」。
1人前100gという肉の満足感、黒酢の深いコク、そして鼻に抜ける重層的なスパイスの薫り。
旧店舗時代を経て辿り着いた、最新形の一皿に込めた想いとその魅力について、詳しくお話しします。
2016年10月10日。スパイスの面白さに目覚めた「原点の記憶」
2016年10月10日。
この日は、etocatoの料理担当が、初めて「ポークビンダルー」を作った日です。
それまでもスパイスカレー作りは始めていましたが、この一皿との出会いは、探求心にそれまでとは全く違う種類の火をつけました。
特に心を動かされたのは、ポークビンダルーが持つ「面白さ」です。
スパイスの配合はもちろん、酸味と甘味のバランスをどう取るか。そのさじ加減一つで、作り手によって驚くほど表情が変わる。
その自由さと奥深さに、持ち前の「好奇心旺盛」な性格が大きく揺さぶられました。
「スパイスの面白さ」
「スパイスの可能性」
スパイスにワクワクし、カレー作りの楽しさが増しました。
ポークビンダルーはカレー作りにハマるきっかけとなった思い入れのあるカレーです。
etocatoが大切にしている「ワクワクするようなスパイス体験」。
その源泉にはこの純粋な好奇心がありました。
懐かしさの先へ。10年の歳月を経て辿り着いた「最新のバランス」
旧店舗時代、多くのお客様に愛していただいたetocatoのポークビンダルー。

また食べたい!
というお声もたくさんいただいていましたので、必ず皆さんにお届けしたいと考えてしました。
そして、今回わたしたちが選んだのは、かつての味をそのままなぞる再現ではなく、今のわたしたちが美味しいと確信する形へのアップデートでした。


あの日スパイスの面白さに目覚めてから、10年近い歳月が流れています。
その間、カレーをはじめとしたスパイス料理を作り続け、スパイスの扱い方や素材の活かし方など、多くの経験と技術を積み重ねてきました。
「etocato」という店名には、過ぎゆく時間を楽しむという想いが込められています。
時間と共にわたしたち自身も変化し、進化しています。
だからこそ、今お届けすべきなのは、止まったままの過去の味ではなく、2026年現在のetocatoが導き出した「最新形」だと考えたのです。
懐かしい思い出の味を大切にしながらも、その一歩先にある新しい驚きとワクワクを届けたい。
そんな想いから、旨味の強い豚肩ロースは柔らかな食感に、鼻に抜ける薫りやキレのある酸味を楽しんでいただけるように、スパイスの配合、砂糖・酢の種類、火入れの方法と時間を見直しました。
止まっていた時間が、再び動き出す。
思い出さえも鮮やかに塗り替えるような、新しく生まれ変わったポークビンダルーをぜひ体験してください。
ポークビンダルー2026を形づくる、三つのこだわり
ポークビンダルーの最大の面白さは、作り手によって「酸味・甘味・スパイス」のバランスが千差万別であること。
「辛い、でも甘酸っぱい」
この相反する要素が口の中で一つに溶け合ったとき、気づけば最後の一口まで夢中でスプーンを動かしてしまうような、心地よい中毒性が生まれます。
etocatoが導き出した最新形は、二種の唐辛子が利いた香ばしさのある辛口仕立て。
しかし、ただ辛いだけではありません。
複雑なスパイスの薫りとともに広がる、フルーティーで奥行きのある「甘酸っぱさ」こそが、この一皿の真骨頂です。
ポークビンダルー2026の、三つのこだわりをご紹介します。
二種の唐辛子と、重層的なスパイスの薫り
二種の唐辛子の香ばしさを引き立てつつ、甘く爽やかに薫るスパイスを際立たせた辛口仕立て。
ひと匙ごとにリッチな薫りが鼻に抜ける「薫りのレイヤー」を大切にしています。


写真をご覧いただけばお分かりいただけると思いますが、スターアニスやクローブなど甘いけれど、使う量が多いと少し個性的に感じられることもあるスパイスもたくさん入っています。
この量を使うのはなかなか珍しいのではないかと思います。
わたしたちは個性的にする為にこの量を使っているのではありません。
目指したのは、あくまで「甘く爽やかな薫り」が際立つ最高のバランス。
二種の唐辛子の香ばしさと重なり合うことで、個性の強いスパイスたちが、驚くほど華やかで芳醇な余韻へと姿を変えます。
スパイスは加熱しすぎると薫りが穏やかになります。
そのため、火入れの時間も短く調整しました。
全体を包み込む「黒酢」のキレとコク
ポークビンダルーの個性を決定づけるのが「酸味」の存在です。
お酢は元々加熱するとまろやかな風味になります。
ただ、先にお伝えしたように、今回は火入れの時間を短くしています。
今回の2026年バージョンでは、その酸味の決め手として他のお酢よりもやわらかな酸味の黒酢を採用しました。
わたしたちが黒酢を選んだ理由は、旨味のある酸味を求めたからです。
黒酢特有のキレのある酸味と熟成されたコクは、二種の唐辛子の辛みや、贅沢に使ったスパイスたちの強烈な個性を決して消すことなく、一つの物語として優しく、そして力強く包み込んでくれます。
この黒酢のコクが、先に触れた「甘酸っぱさ」の奥行きを作り出しています。
ひと匙食べるごとに、スッキリとした酸味の後に、追いかけてくる黒酢の旨味が後を引く。
このバランスが、辛口仕立てでありながら、最後の一口まで食欲が止まらない心地よい中毒性が生まれます。
「酸っぱい」のその先にある旨味の余韻を、ぜひ感じてみてください。
お肉はゴロゴロ、100g


旨味の強い豚肩ロースを、1人前に100g使用。
お腹も心も満たされる、ゴロゴロと贅沢なボリュームです。
薫り、味わい、そして柔らかな食感もお楽しみください。
ライスでも、お酒でも。この「至福の時間」を彩るために
カレーといえば「ご飯と一緒に」という楽しみ方が王道ですが、このポークビンダルー2026はそれだけに留まらない懐の深さを持っています。
まずは、ぜひ炊き立ての白いご飯と合わせてみてください。
黒酢によるキレのある酸味が食欲を刺激し、100gのゴロゴロとしたお肉の旨味と相まって、最後の一口までスプーンが止まらない至福の時間が訪れます。
一方で、この重層的なスパイスの薫りとしっかりとしたコクは、お酒のお供としても最高の相性を発揮します。
特に、スパイシーな重口の赤ワイン(シラーなど)と合わせるのがおすすめです。
ワインの持つ力強さが、カレーに含まれるスパイスの輪郭をより一層際立たせ、驚くほど豊かな表情を見せてくれます。


平日の夜、一日の終わりに自分へのご褒美としてライスと一緒に。
あるいは週末の夜、ゆっくりとワインを傾けながら大人のスパイス体験として。
単にお腹を満たすだけでなく、その時の気分やシーンに合わせて、あなたの「心の満足」を彩る自由なスタイルでお楽しみいただければ幸いです。
わたしたちとあなたで完成する、新しい物語


2016年10月10日、カレー作りにハマったあの日の記憶。
ポークビンダルー2026は、etocatoの探求の記録です。
ですがこの一皿は、わたしたちが作り終えた瞬間に完成するわけではありません。
etocatoという店名にもその想いを込めていますが、etocatoは楽しんでくださる『あなた』がいて初めて完成します。
過ぎゆく時間の中で、ポークビンダルー2026があなたの日常を彩る「ひと匙の魔法」となりますように。
あなたの食卓で、この新しい物語の最後の一片を埋めていただければ幸いです。
店名に込めた想いや、わたしたちの歩みについては、こちらのコンセプトページもぜひご覧ください。
ポークビンダルー2026はオンラインショップで好評販売中です。
etocatoの新しい物語をお楽しみください。
唯一無二の味を、etocatoの厨房からあなたの元へ直送します。
⋱ポークビンダルー2026を購入する⋰










